あらすじ
その男は、死なない。
神代水城は、政府に守られながら都市を移動していた。
彼は人間でありながら、人類が生み出した「母体」――生体兵器を生み出す存在だった。
ある夜、立体駐車場で敵勢力の襲撃を受ける。
銃弾と火球が飛び交う戦闘の中、水城の体から“羽化”する存在が現れる。
それは自我を持つ兵器だった。
彼女の武器は、水を極限まで圧縮した球体。
跳ね、破裂し、霧となった瞬間、触れたものを溶かす。
都市戦、空中戦、そして海上戦。
世界はすでに、母体を巡る戦争に突入していた。
そして水城は知る。
この世界には――
自分と同じ「母体」が、もう一つ存在することを。