あらすじ
ブラック気味の中小企業で雑務を押し付けられてきた営業事務・白石湊。
ある日、会議室に呼び出された彼は「役立たず」と罵られ、退職届への署名を迫られる。
だが白石は泣き寝入りしない。
録音、メール履歴、勤怠ログ――会社が軽く扱ってきた日常は、すべて証拠だった。
武器は現代日本の制度――労働審判。
会社はごまかし、言い訳し、「配慮」や「総合判断」で押し切ろうとする。
だが証拠と法律の前では、曖昧な支配は通用しない。
三年間の理不尽な労働は、ついに“金額”として会社に突きつけられる。
そして白石は会社を去る。
五年後――彼は田舎で小さなカフェを開き、静かなスローライフを送っていた。
これは、怒鳴り返す物語ではない。
法律と証拠で、人生を取り戻す合法ざまぁの物語。