あらすじ
私、神原沙月は、一風変わった不動産会社のスタッフとなった。
事故物件を専門に取扱う「竜胆不動産」で、インテリアコーディネーターとして、リフォーム担当となったのだ。
青年社長・竜胆光太郎と藤野亨先輩に先導され、福岡県第三都市K市を流れる、九州最大の一級河川・K川の辺りにやって来た。
事故物件の内見のためである。
目的の事故物件は、住居付き喫茶店であった。
この喫茶店が風水上、凶相とされる三角地にあるのが悪いのか、三年間に五台もの車が突っ込んでくる謎の交通事故に見舞われ続けてきた。
おまけに、すぐ近くの川辺で、高校生によるいじめ殺人があり、しかもそれが学校や地元有力者によって隠蔽された、と告発する動画がネットで拡散して話題となっていた。
さらに、そのいじめに関わった人物はことごとく呪われて死んでいく。
すべては、当地において、六百五十年以上も昔、南北朝時代に展開した大合戦のせいなのか?
事故物件の窓を塞ぐ黒い板が剥がされたとき、ついにその秘密が暴かれるーー。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。