あらすじ
西暦2XXX年、かつての喧騒を失った日本。
人口減少と共に犯罪率も劇的に低下したが、その平和は治安維持組織「ココリス」による「犯罪者の抹殺と事件の隠蔽」という血塗られた礎の上に成り立っていた。
舞台は、街の片隅に佇む喫茶・リリアルで働く17歳の少女、蓮見(はすみ)ゆらは、かつて「ココリス」本部で最強と謳われた天才児だった。
しかし、ある理由から組織を捨て、現在は非公認の支部として街のトラブルを請け負いながら、穏やかな日常を装っている。
そんなリリアルへ、ココリス本部から左遷された緋月千鶴がやってきた。
本部流の冷徹な正義で人を殺すことを躊躇わない千鶴と、本部を抜けたにも関わらず、皮肉にも、かつて人を殺めるための死装束だったその制服を、今は誰かを守るための盾としてその制服を身に纏い、人を助けると誓うゆら。
しかし、平穏に見えた街の裏側で、ココリス本部の巨大な影がリリアルを飲み込もうとしていた。
千鶴を陥れた真犯人、そしてゆらが本部を捨てた本当の理由。
天才とエリート――居場所を失った二人の異端児が、偽りの平和を撃ち抜き、自分たちの「真実(リアル)」を掴み取るための戦いが幕を開ける―――。