あらすじ
「ぐすっ……ひっ……おかあ、さんっ……! たすけて……!」
人の霊力を喰らい、災厄をもたらす存在──あやかし。
神楽天華は、父親に似て生まれつき高い霊力適性を持ち、通常より早く“霊紋”が現れた。それは、植物を司る霊紋だった。
だが、既に父親はあやかしによって亡くなっており、心を壊した母親は、彼を思い出させる天華を娘と見れなくなる。
それが原因で、異形のあやかしに襲われた際、天華は見捨てられてしまった。
死を覚悟した時──彼女を救ったのは、あやかしを討伐する組織、裂光軍に所属している紫岳翠玲だった。
翠玲に育てられる中、天華は自分を救ってくれた彼女に『今度は、自分が誰かを救う側になる』と誓う。
やがて裂光軍に入隊することになった天華は、天城暁斗という男とパートナーを組むことに。
日々練習に励んでいた二人だが、配属直後、襲撃を受けた町へと初めての実戦へと向かう。
「暁斗、急いで!」
「おう、分かってるって!」
戦う中、天華に授けられた武器、『花弦』に異変が起き始めて──