あらすじ
婚約破棄の果てに辺境へ追いやられた公爵令嬢クラリス・グランディエル。
左遷先で彼女を待っていたのは、魔物でも飢饉でもなく、「必要な物が必要な場所へ届かない」という最悪の現実だった。
荒れた街道、足りない倉庫、届かない物資、回らない帳簿。
このままでは領地が死ぬ。
ならば握るべきは剣でも権力でもない。物流である。
欲しいモノを、欲しい人に、欲しい時に。
人と物の流れを整えたとき、辺境は甦る。やがてその手腕は王都をも揺らし、婚約破棄した者たちすら無視できない力となっていく。
これは、婚約破棄された悪役令嬢が、辺境から王国の物流を握っていく物語。