あらすじ
気づけば、玉座に座っていた。
異世界の皇帝として目を覚ましたヒナタは、状況も分からないまま、華やかな舞踏会を見下ろすことになる。
そこで目に入ったのは、金髪の王子と、黒髪の姫――リトルスノー。
完璧に整った距離、隙のない振る舞い。
誰が見ても理想的な二人。
なのに、なぜか気になる。
触れたくなる。
近づきたくなる。
理由は分からないまま、ヒナタは“その距離”を壊していく。
正しさと、心地よさのあいだで揺れるリトルスノー。
崩れないはずの関係に、少しずつズレが生まれていく。
そして――
夢の終わりに残ったのは、たったひとつの名前。
これは、皇帝に転生した男が、ひとつの“距離”を変えてしまう、少しだけ不思議なラブコメ(?)の話。
エイプリルフールの書き下ろしです。
お気軽にお楽しみください。