あらすじ
ある日から私は奇妙な夢を見始めた。
いわゆる明晰夢と呼ばれる類のもので、私はいつも現実となんら変わりのない姿でそこにいた。
リアルで、長くて、毎晩のように見る夢。
しかしながら、明晰夢とだけあってある程度は私の思うがままになるらしく、中々楽しめるものではあった。
ただその夢は、夢の中で死ななければ目覚めることができないのだった。
毎晩訪れる明晰夢、死。
いつしか私は夢のことで悩むのをやめ、いっそどんな死に方を試すかを楽しみに毎日を過ごしていた。
※この作品には自殺及びそれに準ずる描写が含まれます。苦手な方はお読みにならないようお願い申し上げます。