あらすじ

神託が、私の婚約者を奪った。 記録が、私の過去を塗り替えた。 そして王宮は、私という存在ごと消そうとしている。 公爵令嬢レティシアは、婚約神託の場で突然、別の令嬢の名を告げられる。三年間の婚約は記録から消え、私室は別人のものになり、侍女すら彼女の名を忘れていく。 おかしいのは、私の方なのか。 そんな問いを打ち砕いたのは、どの記録にも存在しない騎士だった。 「あなたの記憶は、狂っていません」 彼だけが、レティシアをレティシアと呼んだ。 ――ただ一つだけ、解せないことがある。 この男の前でだけ、なぜか呼吸の置き場が分からなくなる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/04/01
  • 現在の作品神託で婚約破棄された悪役令嬢は、選ばれないはずの騎士にだけ心が乱れる