あらすじ
帝国の地下で番号だけを与えられた二人の少年。
22番──黒翼竜バル=ラグナの適合者。
25番──岩殻巨兵ガイア=センチネルの適合者。
人間扱いされず、兵器として育てられた彼らに、
名前を呼んでくれる者は誰もいない。
ただ、二人だけが互いを“人間”として見ていた。
だが、召喚獣の力を使うたびに侵食は進み、
背中は翼へ、胸は岩へと変わり、
心も身体もゆっくりと奪われていく。
ゼル=アラドを襲う魔王軍との戦いの中で、
二人は最後の力を振り絞り、
ついに“完全召喚獣化”へと至る。
戦いが終わった時、
そこに少年の姿はもうなかった。
帝国軍は彼らを英雄とは呼ばない。
ただ“壊れた兵器”として回収するだけだった。
──黒翼竜バル=ラグナ。
──岩殻巨兵ガイア=センチネル。
本編で語られる二体の召喚獣。
その正体は、誰にも知られないまま消えた
二人の少年の“最後の光”だった。