あらすじ

季節、というものは、その足取りを止めてはくれない。 やっと見上げることが出来た時には、既に彩りは損なわれてしまっている。 足元に散らばった花弁を、一人踏みしめ――て。 そうしてやっと、前に進むしか術がない事を漸く自覚する。 戻ることなど、出来やしないのだから。 悴んだ指先を握りしめてやることが出来なかったことを、今になって後悔した。 (全十五話)(全十二節中の、四節目の話となります)

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小説を読もう2026/04/01
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