あらすじ
家族が消えた日、俺は警察に選ばれた。
父・三内春道は拘束され、兄弟たちは跡形もなく姿を消した。
理由も知らされないまま残された三内光に突きつけられたのは、たった一つの選択。
——ここで終わるか、それとも“こちら側”に来るか。
連れて行かれた先は、表には存在しない警察の裏側。
そこでは、守ることも、救うことも、単純な“正しさ”では測れない。
父のしていたことは、本当に罪だったのか。
消えた家族は、どこへ行ったのか。
そして、なぜ自分が選ばれたのか。
答えの出ない問いを抱えたまま、光は“選ばれた側”として生きることになる。
これは、正しさの境界が曖昧な世界で、選ばれてしまった少年の物語。