あらすじ
歴史は、本当に“過去の出来事”なのか――?
京都を訪れたトシノリとルル。
旅の途中で出会ったのは、「観測」という不可解な現象だった。
それは、“見ること”によって歴史が確定するというルール。
織田信長の最期。
坂本龍馬の暗殺。
卑弥呼と邪馬台国の謎。
そして、源義経の行方――。
数々の歴史の分岐に触れる中で、トシノリは知る。
「見なければ、歴史はまだ確定していない」という事実を。
やがて二人は、“空白の四世紀”と呼ばれる未観測の領域へ辿り着く。
そこには、人類の歴史そのものを揺るがす“真実”が隠されていた。
――その歴史、あなたは観測しますか?
これは、謎を解く物語ではない。
謎と、どう向き合うかの物語である