あらすじ
――――”真っ赤な悪夢”は知らず知らずのうちにぼくの中で無意識と結合し、脳裏にこびりついて離れなくなった。
近未来。何処かの戦場。
三度目の軍事革命(RMA)により、戦争は「何か」と「誰か」を戦わせる
不公平で歪な遊戯と化した。
世界の前線なき戦場では国家の雇われ兵らが遠隔操作する「コンバットエージェント」が現地の武装勢力を圧倒、旧来の秩序の守護者たちに差を見せつけ、武力による統治を推し進めていた。
陸軍特殊部隊元少尉で民間軍事請負企業 Frontier interactive社に所属する ウェイロン・スカーレットは5年前、交通事故で両足の機能を喪失。以来、悪夢に悩まされるようになる。
悪夢の原因を探るべく、彼は始まりの場所である戦場へと舞い戻る。
ヒト型起動兵器の制御員(ランナー)として――――。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。
※暴力表現を含みます。
※執筆にあたり、主に以下の資料を参考にさせて頂きました。
21 Lessons for the 21st Century
Yuval Noah Harari
『民間軍事会社(PMCs)と国際平和ミッションーその法的問題と課題』
Ryosuke Sato
『マラス 暴力に支配される少年たち』
工藤 律子
『kotoba』第45号
―――人間拡張はネオ・ヒューマンを生むか?―――
集英社クオータリー
『軍事における革命(RMA)の理論的考察――防衛研究所――』
塚本勝也