あらすじ
「あんたの地獄も、消えない傷も、全部ひっくるめて愛してやる」
過去の過ち、拭えない罪悪感。
自分を「幸せになってはいけない人間」だと呪い、心を閉ざして生きてきた玲香。
そんな彼女の前に現れたのは、不器用なほど真っ直ぐに、泥沼のような彼女の過去へ手を伸ばす春樹だった。
拒絶しても、突き放しても、春樹は決してその手を離さない。
「身も心も過去もすべて受け止める」
その言葉は、ただの甘い囁きではなく、互いの人生を背負うという壮絶な覚悟だった。
一歩ずつ、泥を這うようにして重ねてきた二人の時間。
逃げ場のない絶望の果てに、二人がようやく見つけたのは「家族」という名の光だった。
これは、壊れかけた二人がボロボロになりながらも見つけた、究極の再生と愛の証明。