あらすじ
【最愛の人に大事な言葉を伝えたくてタイムワープ出会いに行く!気まぐれ時間の歴史改変しまくって!】
一年前、不慮の事故で亡くなった母・美智子。最後に放った反抗期の罵声を後悔し続ける天才青年・高橋海人は、自作のタイムマシンで過去改変に挑む。しかし、時間は「いい加減でズボラな怪物」であり、生真面目な人間が跳べば精神が焼き切れ廃人になるという過酷な性質を持っていた。
海人は、自分とは正反対の「超ずぼら男」コーワードを雇い、昭和の世界で歴史をめちゃくちゃに書き換え、ついに母を救い出す。……はずだった。
歴史を改変しすぎた反動で、母は「生」でも「死」でもなく、因果の狭間――時間迷宮(タイム・ラビリンス)へと消えてしまう。世界から母の記憶が消えゆく中、海人は記憶を失い「真っ白な灰」となったコーワード、そしてザルを被った最強の適合者である姪の結衣と共に、母を取り戻すための絶望的な迷宮探索へと身を投じる!
■ キャラクター紹介
1. 高橋 海人(たかはし かいと)
役割: 主人公 / 指揮官 / 理論派
特徴: 二十代の天才科学者。母への愛が重すぎてタイムマシンを自作した。緻密で神経質なため、タイムワープの不規則な負荷に耐えられない「不適合者」。
現状: 歴史改変の副作用で右腕や存在自体がノイズ化しつつある。母を「理想の母」に固定しようとしたエゴを反省し、一人の女性としての彼女を救うため、理論を捨てて迷宮へ挑む。
2. コーワード
役割: 実行犯 / タイムワープ適合者
特徴: 名前(臆病者)とは裏腹に、シャツのボタンを掛け違うほど「いい加減でズボラ」なロクデナシ。その適当さが、デタラメな時間の性質と奇跡的に同調する。
現状: 第五章で特異点を飲み込み、あしたのジョーばりに真っ白に燃え尽き廃人化したが、結衣によって連れ戻された。現在は記憶の大部分を失っているが、相変わらずの「まあいいか」精神で迷宮の負荷をスルーする。
3. 結衣(ゆい)
役割: 救世主 / 超適合者 / 姪っ子
特徴: 海人の姪で小学3年生。常に「よく解んないモード」に入っており、頭にザルを被り、魔法のステッキ(枝)を振り回す。
特殊能力: 子供特有の支離滅裂な思考が、因果律のバグと100%シンクロする。海人やコーワードさえ見えない「母への道」を直感で見抜く、本作最強のジョーカー。好物はアイス。
4. 高橋 美智子(たかはし みちこ)
役割: ヒロイン(母)
特徴: 海人の母。本来は昭和の控えめな女性だったが、コーワードの歴史改変により未来技術を使いこなす自立した女性へと変貌。
現状: 時間の「帳尻合わせ」により、存在そのものが歴史から抹消され、時間迷宮の最深部に囚われている。