あらすじ
人類は、食べるという行為から解放されたのだ——。
料理の価値が失われつつある地球で、料理人の悠(ハル)は、科学こそが料理を高みに押し上げると信じている。
一方、地球とは異なる銀河ボヤージュリムで店を預かる料理人ノラは、未来を視る力で腕を振るい“天才”と呼ばれていた。
そんな彼女のもとに、地球から一通の手紙が届く……。
魔法のような力が息づく星々で、能力を使えない悠は、自分の料理が通じるのかを問い続ける。
未来に囚われたノラもまた、悠との出会いを通して、自分の“正しさ”を揺さぶられていく。
これは、愛されたわたしと、拒まれた俺が、
リムの銀河で本物のひと皿を探す旅の物語。