あらすじ

【エルテゲーン・ティーヴ年代記外伝】 エルテ歴999年。 アルテ平原の戦いで惨敗したバァトルは、家臣テムゲルとその部下を伴い、 領内への逃避行を続けていた。 その途中、テムゲルの部下の訃報が届く。 頼りにはなるが、いつもは無表情で何を考えているのか分からないテムゲルの顔が、 その時だけ、わずかに陰ったように見えた。 バァトルはその意味を聞きたかったが、 どう尋ねればよいのか分からず、 ただ乾し無花果を齧るしかなかった。 ――これは、その時死んだテムゲルの部下の物語。 <登場人物> ■ バァトル ジャルハ家領当主。 アルテ平原の戦いで敗れ、家臣テムゲルと逃走中。 テムゲルを信頼し「我が石ころ」と呼ぶ。 乾し無花果が好物で常に持ち歩き、のちに「無花果公」と綽名される。 ■ テムゲル バァトルの家臣。商人の出だが、才覚を見込まれ監査となる。 アルテ平原の戦いで敗れたバァトルを戦場から逃がし、共に逃避行を続ける。 ■ ウランフ 水賊あがりのテムゲルの部下。口が悪いが腕は立つ。 ■ フラグ テムゲルの部下。 アルテ平原の敗走中、ジャルハ兵を助けようとして死亡。

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カクヨム
カクヨム2026/03/31
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