あらすじ
元ダンサーの朝日奈優陽は、家業である定食屋のキッチンに立っている。本来は父が営んでいた店だが、父が病気で倒れたことをきっかけに、優陽は母と共に店を切り盛りしていた。
伝説級国民的アイドル・楠星河に憧れて、三年前まで将来を有望視されていたダンサーをしていた優陽は、交通事故による怪我でその道を諦めている。だが彼がダンスを辞めた理由はそれだけではない。事故のため棄権した大会で、圧倒的なパフォーマンスを見せる立花咲夜の姿を目にし、心を折られてしまったのだ。
咲夜は現在、人気アイドルグループ「Polaris」のセンターとして活躍している。テレビや街中で彼を見かける度に、優陽は苦い思いに押し潰されそうになっていた。そんなある日、突然咲夜が店を訪れ、優陽にPolarisへの加入を勧めてくる。戸惑う優陽だったが、家族の後押しとダンスへの未練から、加入候補者を決めるオーディション番組「Road to Polaris」への参加を決意する。
厳しい課題とレッスンに挑む中で、優陽はPolarisがある“目的”のために結成されたグループであることを教えられる。それは、楠星河への復讐だった。咲夜は星河の息子であり、星河は若い頃、咲夜の母である美桜を妊娠させながら彼女を捨てたという。精神的に追い詰められた美桜は、咲夜に「トップアイドルになり、楠星河を告発しろ」と言い聞かせながら育ててきた。メンバーの律とレンもその事情を知った上で活動している。
その事実に困惑しつつも優陽は真摯に課題に向き合い続け、メンバーとの仲を深めていく。そしてファンによる最終投票により、優陽のPolaris加入が決定した。番組の成功によってグループの人気はさらに高まり、メディア出演も急増していく。
そんな中、楠星河が主演を務める刑事ドラマ「リミットライン」にて、星河の相棒役に咲夜、咲夜の同期役に優陽が抜擢された。思いがけず星河と関わることになり複雑な思いを抱えながらも仕事をするうちに、二人は星河の誠実な人柄と圧倒的なスター性に触れ、戸惑いを覚える。また、星河から過去を語られたことで、咲夜は母から聞かされていた話と彼の話が食い違っていることに気づく。真実を確かめるため、優陽と咲夜は美桜と星河を会わせる決断をするが、そこで明らかになったのは衝撃の事実だった。
一方、共に数々の試練を乗り越える中で、優陽と咲夜は互いに特別な想いを抱くようになっていく。しかし二人はアイドルであり、恋愛は許されない存在だ。
アイドルとしての責任と自分達の気持ちの狭間で思い悩む二人。それぞれの過去と向き合いながら、彼らが最後に選ぶ未来について描く。
挫折を乗り越え前を向く優陽と愛を知らないアイドルの咲夜が、波乱だらけの芸能界で支え合い、メンバーと切磋琢磨し、みんなでトップアイドルを目指す成長ストーリー。