あらすじ
第二次大戦直後。GHQは日本に軍事力を放棄させ一時属国としたが、日本で一般人に紛れ生きる「魔法使い」を軍事力足りうると断定。以降100年、令和の世に至るまで……表向き解散したはずのGHQは、秘密裏に魔法使いを殺して回っていた。
舞台は令和2年。中卒ニートだった榛名梨花は、親に迷惑をかけまいとアルバイトすることを決意する。
書類選考が通ったのは魔法マフィアが元締めをする、いわゆる「闇バイト」。高額報酬に釣られた一般人を無理やり魔法使いにし、鉄砲玉として使い捨てながら東京中の魔法組合に戦争を仕掛けていた。梨花は甘い謳い文句に引っかかり、面接を受けて魔女になってしまう。そこを秋葉原屈指の魔女『ちょこ』に助けられ、彼女の経営するメイドカフェ兼魔法組合の〝スイートパラドクス〟に匿われる。
「この国で魔女になれば、その時点で指名手配犯扱いだ」
そう告げられた梨花は昼はメイド・夜は魔女の『ぷりん』としてスイートパラドクスで働くことになり……同僚の『あいす』や『たると』と共に、人間社会に紛れ生きるようになる。
ある日「闇バイト」によるスイートパラドクス襲撃が発生。先導していた魔女は小・中学校での同級生『ミナヒ』だった。ミナヒは与えられた任務を遂行するため、容赦なくぷりんを殺そうとする。襲撃の目的は、『冴綾』というぷりん推しの客を誘拐することだった。
「いきなさい、ぷりん。あんたはもう、魔女なんだから」
榛名梨花がこの国の命運を握る魔女『ぷりん』として生きた足跡を、ここに記録する。