あらすじ
この世界には、「神脈石」と呼ばれる不思議な力を宿した四つの宝石が存在する。
炎・雷・風・水――それぞれの神脈石は、ヴァルカシア帝国、ライゼルク機政国、シルヴァレスト公国、ネレイディア海邦の四大国家によって管理されていた。
四国は神脈石の力をインフラとして各国へ供給し、その莫大な利権によって圧倒的な繁栄を築き上げる。
一方で、神脈石を持たぬ国々とのあいだには、技術、富、軍事力のすべてにおいて埋めがたい格差が生まれていた。
だが近年、その繁栄を支える神脈石の力は、少しずつ弱まり始めていた。
世界が静かに綻び始めるなか、神脈石を持たない中立国・アルケイア王国の第一皇子リオンは、やがてこの世界を支配する秩序そのものへ反逆することになる。