あらすじ
異世界に転生して十数年。俺はついに、初恋の相手であり幼馴染のエルフの美少女、フィリアと結婚した!
村人たちに祝福され、幸せ絶頂のまま迎えた待ちに待った初夜。甘い雰囲気に胸を高鳴らせる俺に、愛する妻は真剣な瞳で思いがけないお願いをしてくる。
「私の耳、根元から噛みちぎって食べて……?」
比喩でもなんでもなく、物理的にモグモグしてほしいらしい。
前世(地球)の倫理観から「愛する妻の体を傷つける猟奇的なことなんて無理だ!」と優しく諭して拒絶する俺。しかし、その対応は最悪のすれ違いを生んでしまう。
エルフにとって『初夜に耳を捧げる』ことは、魂を分け合う永遠の愛の誓い。それを断られるのは、伴侶からの完全な拒絶――「欠陥品」としての破局を意味していたのだ!
絶望して泣き崩れる妻を前に、俺は己の浅はかさを痛感する。前世の常識など、この世界で彼女と生きていく覚悟の前には何の役にも立たないと。
異文化の壁を噛み砕き(物理)、愛する女の魂をその身ごと受け止めろ!
少し耳の短くなったエルフの妻と、文字通り「身も心も」一つになるまでの、甘くて少し猟奇的(?)な初夜の純愛ストーリー。