あらすじ
「効率厨の俺が選んだのは、不人気職の『青魔導士』だった。……えっ、習得条件がこれ!? 死ぬわ!」
魔導学院を卒業したアルトは、前世の知識を活かし、敵の技を奪って強くなる「青魔導士」へと転職する。
しかし、判明した【ラーニング(習得)】の条件は、あまりにも狂っていた。
対象の魔法を、防御魔法・装備なしの**「生身(全裸)」**で受けること。
合計**「10回」**被弾すること。
威力は、最後に受けた魔法の威力に**「固定」**される。
「つまり、最強の魔法を覚えたければ、最強の攻撃を全裸で10回耐えろってことかよ!」
あまりに理不尽なシステムに絶望しながらも、効率を求めるアルトの執念は折れなかった。
彼は「威力固定」という仕様を利用し、わざと強敵を煽って、国を滅ぼすレベルの極大魔法をノーガードで浴びに行く。
「あと9発! もっと本気で撃ってこい! そんなんじゃ覚えられねぇだろ!」
血反吐を吐き、服をボロボロ(というか全裸)にしながら、笑顔で魔王に詰め寄るアルト。
その「他人のために傷つくことを厭わない(※自分のためです)」姿は、いつしか周囲から**【自己犠牲の聖者】**と勘違いされ、信仰の対象になってしまい――!?
幼馴染の聖女リリィに「この変態!」と罵られ、泣きながら回復魔法をかけられつつ、アルトは今日も痛みの向こう側にある最強を目指す。
――これは、世界で一番「痛い」思いをした男が、世界で一番「強い」一撃を放つまでの物語。