あらすじ
おばあちゃんの部屋を掃除しているとき、腹の中身がつつ、と下に降りてくる感覚があり、あ、生まれる、と思った時には下腹部の下ら辺がもぞもぞし、咄嗟に下着を脱いだのと、生まれるのとはほぼ同時だった。生まれたのは手のひらくらいのサイズの卵で、その後もどんどん生まれ、全部で七つの卵が生まれた。
ある時、卵がピシピシと割れ、中から人間の子供が生まれた。子供は男の子が三人、女の子が四人で、それぞれ髪の色と薄い皮膚の向こうに透けて見える血管の色が違っていて、美しかった。赤ん坊というより小さな子供だ。すでに首も座っていて、よろめきながら立ち上がり歩く事ができた。