あらすじ
五百年以上の時を生き続け、亡霊を自称する非正規の聖女ソワレ・アンクル。
彼女は一人取り残された長い生を終わらせるべく、危険な怪異の浄化依頼を積極的に受け続けていた。
しかしその規格外の力ゆえに、どんな相手にも殺されることなくすべての依頼を成功させてしまう。
右肩上がりの評判と崇拝に反して死ねない自分に絶望するソワレは、あるとき依頼に出向いた先で、変わり者の鏡の精と出会い――
「君、聖女に向いてないよ。ボクも精霊やめたいと思ってたところだし、一緒に次の仕事でも探す?」
「……やめない。まだ、私はやりたいことがある」
やがて二人の出会いは、この国一番の悪異を変える。
死にたがり異端聖女と訳アリ我が儘精霊が、悪意をあるべき形にかえす、異世界×ほんのり怪談×ヒューマンドラマなファンタジー。