あらすじ
エルミア王立魔術学院で「現代では需要がない」と酷評された三人がいる。
人の心に勇気を灯す魔術を持つアリア、発動条件が謎めいた蘇生術師のティオ、死者の声が聞こえるセラ。いずれも最低評価に近く、学院では肩身が狭い。
そんな三人の前に、不思議な依頼が舞い込む。東の山麓の村で、村人たちが次々と「動かなく」なっているというのだ。死んでいるわけではない。ただ、そこにいるだけ。学院の精鋭チームも解決できなかったその異変に、誰も名乗りを上げない。
三人は、ある理由から村へと向かうことになる。
役立たずと言われた力が、誰も解けなかった謎に触れた時——何かが、静かに動き始める。