あらすじ

これは、妹を生かそうとした少年が、妹を亡くすまでの物語。 母が死んだ。父が死んだ。十六歳の少年に残されたのは、病の妹と、鍵のかかった木箱だけだった。 木箱の中には、一束の書類。数字の羅列。それが何を意味するのか、少年にはわからなかった。 わからないまま、使った。 妹を生かすために。正しいことをするために。 最初から最後まで、正しいことをしようとした。 誰も悪くない。全員が正しい。 だからこそ、幼い命を誰も救えない。 この物語に神はいない。魔王もいない。悲劇は全て、人が作り出す。

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カクヨム
カクヨム2026/03/30
  • 現在の作品その命が消えるまで