あらすじ
かつてその世界は狂気に蝕まれ混沌と化していた。
その世界に終止符を打つべく勇者、覇者、強者が立ち上がり世界の狂気を打倒し、英雄と称される。
やがて、英雄達はその世界に安寧と平穏をもたらすべく、世界各地にそれぞれが奔走し、混沌は消えはせずとも色濃く渦巻いていた狂気に乱される事は無くなりつつあった。
世はまさに、英雄達によって魔の乱世一色から均衡を取り戻そうと変革を遂げようとしている時代。
そんな世界のとある国のとある街で英雄とは程遠い1人の男が冒険者として生きる。
名は、『晴雨 耕(ハルサメ コウ』
ある意味で押しも押されもせぬ、周囲から一目も置かれず、数多いる冒険者達に埋もれに埋もれた万年中位冒険者。そんな男が地に足着けて、じっくりと確実にまったりと悠々自適に冒険者生活を満喫する。
富も名誉も程々なその男はそんな世界を救うことも変えることも求めていない。
英雄に憧れなくて何が悪い!英雄なんてのはなれる奴が成ればいい!
と、想いを胸に今日ものらりくらりと生き抜く。
この物語はそんな気の緩い冒険譚。