あらすじ
「木の枝を投げるだけ」――それが、俺に与えられた唯一の"チート"だった。
交通事故で異世界転移した高校生・大翔(ひろと)。女神からチート能力を授けてもらえるはずが、優柔不断すぎて時間切れ。残ったのは「経験値1.2倍」と「投げた木の枝が必ず当たる」という、どう見てもハズレのスキル二枚だった。
これのどこが異世界無双なんだよぉぉぉ!
……でも、なぜか勝てる。甲羅の継ぎ目に、スライムの核に、木の枝は寸分の狂いもなく突き刺さる。ジョブは双剣使いのはずなのに、気づけばパーティ内での呼び名は**「アーチャー(木の枝)」**。
そんな俺の隣には、丁寧な口調であざとさ全開の美少女後輩・カスミ。「先輩が選んでくれた護符なら効果も倍増です♪」って、それ絶対計算してるよな?
至高の侍・誠十郎、魔法が暴発しまくる元気娘・ユフィ、空腹聖騎士・マリア――個性的すぎる仲間たちと共に、Fランク底辺からSランク頂点を目指す。
武器は木の枝一本。でも、それで十分だ。