あらすじ

箕島麻貴(みしまあさき)の一人暮らしの部屋は、ひと言で言えば荒れていた。 成績さえ落とさなければ自由。その条件で手に入れたはずの「ひとりの城」は、コンビニ袋と洗い物で埋まっていた。 そんな麻貴の城は、ある日いきなり避難場所となってしまう。 同じクラスで清楚可憐な美少女──篠宮汐織(しのみやしおり)が、放課後だけ麻貴の部屋に逃げ込んでくるようになったのだ。 家で、ご飯を食べられないから。 「いつも迷惑じゃない?」 「迷惑なら、とっくに追い返してるよ」 「……箕島くんって、やっぱり優しいね」 「うるさいな。ほら、台所なら好きに使っていいから。自分で美味いと感じるもん好きなだけ作れば」 詮索はしない。その代わり、夕飯を作ってもらうことに。 そんな不器用な契約から始まる、同居未満〝夕食〟の関係。 作り置きの味噌汁が増えていったり。 買い出しに二人で行くようになったり。 食器を拭く手元が、いつの間にか揃っていたり。 親友に嗅ぎつけられて茶化され、麻貴が思わず線を引いて守ってしまったり。 そして汐織が、ときどき「帰りたくない日」を、笑ってごまかさなくなる。 最初は遠慮だらけだった汐織は、少しずつ甘えるようになって。 最初は面倒ごとを避けていた麻貴は、少しずつ彼女を懐に入れてしまうようになる。 これは、夕飯がきっかけでふたりの孤独をほどいていく、同居未満夕飯以上の救済ラブコメ。 ──── 「小説家になろう」でも掲載中

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/03/30
  • 現在の作品同じクラスの清楚可憐な美少女が、放課後だけうちの台所に逃げ込んでくる。~同居未満、夕飯以上の秘密の関係~