あらすじ
名門学園で何度も同じ朝を迎える青年には、ひとつだけ確信していることがあった。
それは、公爵令嬢セシリア・ローゼンフェルトだけが、どうしても攻略できないということ。
誰にでも見せる冷たい微笑み。
本来のヒロインにふさわしい少女へ向けられる、完璧すぎる悪意。
けれどその奥にある、ほんの一瞬だけ覗く人間らしさを、彼は何度も見てしまう。
会話を選び、贈り物を選び、正しいはずの手順を積み重ねても、彼女のルートだけは必ず最後で途切れる。
なぜ届かないのか、何を間違えているのか。
その理由を知らないまま、彼はまた彼女に恋をする。