あらすじ

益荒(ますら)30歳は身体を鍛えることが好きだった。 念願の大会出場に向け、限界まで削る減量生活。だが、枯渇した身体は隙を見せ、風邪は容赦なく牙を剥く。失意のまま――彼は死んだ。 しかし次の瞬間、妙にテンションの高い声に叩き起こされる。 「なんと勿体ないことか!その筋肉を終わらせるなど罪!お主に第二の人生をプレゼントしよう!!」 現れたのは、筋肉美神フィース。圧倒的な筋肉と“張り”と“カット”を誇る神だった。 こうしてマスラは、圧倒的に健康で、圧倒的に鍛え直せる“器(からだ)”を授かり、異世界「マス」へ。 ――そして街道で、黒く濡れた爪の魔狼が人を襲う。 人が倒れる。マスラは息を整え、拳を握った。筋肉が応える。 「……ふむ、問題ない。私が止めます。」 そして誰にも届かない場所で、筋肉美神フィースは胸筋を小刻みに震わせた。 「さあ!鍛えろ!!生きろ!!そして見せろ!!お主の身体を!!!」

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カクヨム
カクヨム2026/03/30
  • 現在の作品異世界だけど結局、正直なのは筋肉でした