あらすじ

あらすじー多元宇宙の中の地球とそっくりの世界での物語。そこはここよりも少し時間が早く進んでいる・・・。その地球では温暖化が進み、気温+2度のリミッターを越えていた。温暖化に起因する気候変動は激しさを増し、海面上昇に伴う海進で太平洋の諸島国家の水没が始まり温暖化の影響を早く受ける日本周辺にも海進が迫っている。だが世界地図には日本と言う国名は存在しない。日本があった地域には「アメリカ合州国日本州」の明記がある。さらに良く地図を眺めると、世界の四分の3はアメリカ合州国(ロシアを含む。)であり、残りは中国・サウジアラビアと中国の友好国呼ばれた国々15程度の国名があるだけ。このほぼ戦争を消滅させた世界情勢は、日本の行動が発端で出来上がった。超巨大国家が設立の根底には世界的食料不足に対応する助け合いの精神があった。国家成立から15年分裂の危機を抱えながら、何とかやって来たが、ここに来て新たな食料危機が勃発。ロシアの農場に新種の草が現れた。新種の草は毒草で非常に繁殖力が強く、毒で既存の植物や作物を駆逐し、短期間で北半球の穀倉地帯を手に入れた。草そのものは薬で排除可能だったが、土に残る毒は消す事が出来ず、更に悪い事にこの毒は他の動植物や地中の分解者にも効果があり、分解者も姿を消した。地上の植物を失った人類は海に食料を求めた。唯一の食糧源の海にギャングが横行。正体は世界的犯罪組織の食料シンジケート。各州政府が黙認する闇マーケットで稼ぐためだ。そんな中、新しい食材開発を命じられた政府の研究者が、古い犯罪組織の違法な実験記録の調書を入手。そこに注目すべき事が記載されていた。犯罪組織は人間の受精卵にある植物の遺伝子を加えた遺伝子編集度動物を誕生させていた。その動物は特殊な能力を備えていた。その能力とは岩を食べて食料を生産する能力。かれらはこの動物をロック・イーダー(岩喰い)と呼んだ。調査を進めて行くとロック・イーダーが生存している可能性がある事を突き止めた。担当大臣は食料危機解決の切り札と考え、ロック・イーダーの捜索を命じた。何処から聞きつけたか、食料シンジケートもロック・イーダーの探索に乗り出す。果たして人類はロックイーダーを確保し毒草(畑のオニヒトデ)の進攻を食い止め、絶滅の危機を回避できるか。

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カクヨム
カクヨム2026/03/30
  • 現在の作品ロック・イーダー