あらすじ
「狂戦士(バーサーカー)なんて、連携も取れない欠陥職だ。二度と面を見せるな!」
超高火力の代償に、スキル発動中は理性を失い味方すら攻撃してしまう不遇ジョブ『狂戦士』。
主人公のカイルは、その特性ゆえに十組目のパーティからも追放を言い渡される。
効率と連携を重視する冒険者ギルドに絶望したカイルは、半ば自暴自棄になって、ある「狂った募集」を掲示板に貼り出した。
【募集:ジョブが『狂戦士』であること。味方を殴っても文句を言わない奴限定】
集まったのは、かつて聖女と呼ばれながらも血に飢えた狂戦士へと堕ちた少女や、居場所を失った規格外の「欠陥職」たち。
案の定、初陣では全員が同時に狂化して自滅寸前の大惨事に陥るが、死の淵でカイルはある「最強のハック」を思いつく。
「全員が同時に狂うからダメなんだ。……一人ずつ順番に狂えば、永久に超火力を維持できるんじゃないか?」
それは、一人が狂って暴れている間に他のメンバーが背中を守り、理性があるうちに「合図」を送ってバトンを繋ぐ、前代未聞の**『時間差狂化(レイジ・ローテーション)』**だった。
一撃必殺の暴力が、絶え間なく、そして誰にも止められずに襲いかかる。
「連携不能」と言われた狂戦士たちが、一糸乱れぬ「野生の連携」を見せ始めたとき、彼らは世界で最も厄介で、最も頼もしい英雄へと成り上がっていく。
「おい、お前らみたいな欠陥パーティが、なんで神域ボスを数分で解体してるんだ……!?」
「欠陥? いや、お前らが使いこなせなかっただけだろ」
これは、社会からはみ出した狂戦士たちが、理論と狂気で世界を塗り替える逆転の物語。