あらすじ
魔女という称号は、人々の憧れであり希望だ。
王家に忠誠を誓い、魔法を極め、人々の安寧を守る存在。その名は魔女教の記念碑に刻まれ、王国の歴史に永遠に語り継がれる。
だが、その歴史のどこにも記されなかった魔女が、ただ一人だけ存在した。
王国に仇なしたわけではない。
才能に恵まれなかったわけでもない。
ただ彼女は、徹底的に“目立つこと”を拒み続けただけだった。
名も残さず、功績も語られず。それでも確かに、世界のどこかで魔法を極め続けた魔女の記録。
これは人知れず最強へ至ろうとした、一人の魔女の物語。