あらすじ
人は嘘をつくと、ほんの少しだけ匂いが変わるのです。
香でも汗でもない、けれど確かに分かる違和感。
私、白鷲いろはは、その匂いを嗅ぎ分けることができますの。
ある日、持ち込まれたのは密室での殺人。
内側から鍵のかかった扉、閉ざされた窓、逃げ場のないはずの部屋。
皆さまは「完全な密室」とおっしゃいますけれど――
あら、そのお話。
少しだけ、嘘が混じっておりますわね。
匂いが暴くのは、事件か、それとも人か。
ほんの少しだけ意地の悪い、推理のお話でございます。
……ふう。あらすじというものも、なかなか骨が折れますわね。
けれど、本編の方がもう少しだけ面白いはずですので、どうぞご安心くださいませ。