あらすじ

集灯町に暮らす小学一年生・千葉福大は、体に“熱”を宿す不思議な少年。 ある冬の日、雪山で出会った銀髪の少女・白雪と出会い、彼女の冷気によって命を救われる。 白雪は四季のように心が姿を変化させる存在だった。 春の白雪は無邪気で可愛く、夏の白雪は明るく元気、秋の白雪は繊細で傷つきやすく、冬の白雪は深い孤独を抱えていた。 福大は白雪と共に季節を巡るような日々を過ごし、幼馴染の雷斗、まつり、賽とともに笑い合いながら、白雪の心に寄り添っていく。 しかし秋、白雪の心が壊れ、福大は異世界へと引き込まれる。 そこには“神”“悪魔”“天使”と呼ばれた白雪の過去があった。 人々に崇められ、恐れられ、利用され、傷つけられ—— 白雪は何千年もの孤独を抱え続けていた。 白雪の絶望に触れた福大は、吹雪の中で倒れながらも「白雪を迎えに行く」と決意する。 雪山で佇む冬雪に近づくたび吹雪は強まり、福大の熱は限界まで上がる。 それでも福大は白雪を抱きしめ、彼女の何千年もの孤独を受け止めた。 白雪は泣き崩れ、姿は夏へ、そして春へと変わり、ようやく「ただいま」と呟く。 現実世界に戻ると季節は春。 白雪と福大は手を繋ぎ、家の玄関を開けて「ただいま」と言った。 孤独だった白雪は、もうひとりじゃない。 福大と仲間たちと共に、春の光の中で新しい日々が始まる。

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小説を読もう2026/03/30
  • 現在の作品集灯町~白雪とぼくらの四季~