あらすじ

王子は「真実の愛」を叫ぶ準備をしている。 カタリナは違約金の計算を終えた。 前世は法務部主任。転生先で最初にしたことは、婚約条項書の精読だった。 全三十八条。違約金、慰謝料、領地間協定の解除——すべてに王子自身のサイン。もちろん、読まずに。 (契約書を読まない人間の末路を、私は前の世界で何度も見てきた。今回は——助けてあげない) 断罪の日。王子が愛を叫び、カタリナは鞄を開いた。 中身は涙でも怒りでもなく、半年かけて準備した書類の束。 本日の業務:婚約破棄に伴う精算手続き。定時までに完了予定。

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小説を読もう2026/03/30
  • 現在の作品王子殿下の断罪は茶番でしたので、書類三十八枚で精算させていただきます