あらすじ
――― 聖女とは印か、それとも生き方か ―――
大聖女の印を持ちながら聖女とは程遠い傲慢な侯爵令嬢ヒストリア。
瘴気を広域浄化する力を持つ者に現れる”大聖女”の印を持ち、大聖女を王族に迎え入れる慣習があるシルドバーニュにおいて、ヒストリアは幸福を約束されたも同然だった。
しかし他人を見下すプライドの高い【傲慢令嬢】に育った彼女は陥れられ、冤罪により大聖女の印を消され辺境へと追放されてしまう。
絶望の末に命を絶とうとするが、彼女の前に現れたのは瘴気を研究する魔法使い。
「身投げするなら結界の中で頼む」
冷酷なその言葉とは裏腹に、なぜか彼はヒストリアを見捨てなかった。
やがてヒストリアは聖女制度にある不条理に気付く。
傲慢で、何も知らなかった元大聖女と、
優しさを語らない魔法使い。
これは、ひとりの少女が高潔な魔法使いと共に
見失っていた「本当の優しさ」を拾い直す物語。
年上高潔魔法使い × 傲慢聖女