あらすじ
街道沿いにある水茶屋には有名な美女がいた。そんな姉を持つ妹のお苗。ぼやっとした十五歳で実年齢よりも子供であった。姉のおかげで店は大繁盛。お苗は目立つことなく陰で店の手伝いをしていた。遠くから来た姉目当ての客は姉妹であることも知らない。それでも、お苗は優しくて百合の花のような姉が大好きであった。決して及ばないことも知っていたお苗。それでも少しだけ真似をしてみようと、この街道では珍しくいつも素通りしていく飛脚の少年に笑いかける。そこから少しづつ大人になっていくお苗の一年が始まる。
2010/11/28・微修正