あらすじ

――その街には、無数の『古地図』が出回っている。 地形は現実と微妙に異なり、ある地図には精巧な『龍』が、ある地図には落書きのような『宝箱』が、そして別の地図には無機質な『屍』の文字が記されていた。 舞台は、地方都市と豊かな自然、そして奇妙な施設が混在する街「月読峠」。 古書店でバイトをする高校生・楽々浦夜は、転校生の訳アリ少女・辻文七巳と共に、古地図に記された神社裏の洞窟へと足を踏み入れる。 そこで彼らが見つけたのは、天に向かって藻掻くような『6000万年前の巨大蛇の化石』だった。 世紀の発見に沸き立つ世間。知的好奇心で暴走する理系女子大生、彼女に巻き込まれる青年、疑念を抱く刑事。 バラバラだった彼らの運命は、化石の発見を機に交錯し始める。 ただの奇妙な特産品だった古地図は、なぜ作られたのか。 それぞれの地図が示す『本当の宝』とは何なのか。 奇妙な箱庭「月読峠」に集う、狂人と常識人たちが織りなす予測不能の群像ミステリー!

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カクヨム
カクヨム2026/03/29
  • 現在の作品月よ、その蛇が貴方を汚すとしても