あらすじ
頑固な科学者だった老人は、家族からも疎まれていた。ただ一人、孫だけが幼少の頃からその老人と、彼が行っている研究について興味を示していた。しかし、研究は仮の姿で、実は老人は、非科学的とも思える言葉の探索を生涯を掛けて行っていた。それを見つけることが出来れば、どんな願いでも叶うという、そう言う言葉が。それが決して神秘的なものでは無く、宇宙の物理法則にも叶う、十分に客観性を帯びたものだと、老人はそう確信していた。やがて、幼かった孫も、青年になり、老人と同じ道を歩むようになっていった。そして、ついにとある言葉が他人の願いを叶える効力があることに気付く。しかし、それ故に、極力秘密にしていたその言葉だったが、外部に漏れてしまうことで多くに人間が押し寄せるのだった・・。