あらすじ
高校時代、わずか一週間で終わった恋。
陽気で乱暴だった元カレ・六条万里生に「遊びだった」と告げられ、花日音は深く傷ついた。
それから十年。
ベビーシッターとして訪れた家で再会したのは、裏社会のドンとなった彼だった。
しかも彼は、一児の父親。
――そして私は、知らなくていいはずの“六条家の秘密”を知ってしまう。
「今からお前は六条家の人質だ」
そう告げられたのに、彼は決して私を傷つけない。
むしろ守るようなその態度に、戸惑いが募っていく。
そして始まる、住み込みベビーシッターとしての生活。
あの日の別れの真実も、まだ何も知らないまま――。
最低なはずの元カレは、どうしてこんなにも優しいのか。