あらすじ
西暦2069年、地球は殺人熱波の恒常化により、人類が住める場所ではなくなってしまった。
生き延びた人々は火星へと移り、地下都市で新たな生活を築く。
それから数十年後——
ある所にホロン・ナイセースという水色髪の少女がいた。
彼女の両親は研究者であり、とある事故で帰らぬ人となってしまった。
残されたホロンは祖父の火星移住に携わったアレン・ナイセースが引き取った。
やがてその祖父も老衰でこの世を去ってしまう。
祖父の死後、ホロンは祖父の研究室で遺品を整理していた。
積み上げられていたであろう書類の山が地面に散乱していた。
思わずため息を吐きながら書類を拾っていると床に違和感を覚える——
——取っ手。
引くと、地下室へ続くハシゴ。
コツコツとハシゴを降りる。
するとそこには古びた机と謎の箱
——それだけであった。
箱を手に取ると謎の付箋が貼ってあった。
「研究不可、触ることを禁ずる。」
見ると表面に4桁のパスコード——
試行錯誤の末に解かれたパスコード。
開くと中から謎の石が一つ。
オレンジ色の光に包まれたそれは一目で危険な物だと分かっていた。
箱を閉じようとしたが本能がそれを許さなかった。
葛藤も虚しく——触れてしまった。
刹那、流れ込む情報。
その石がデザイアストーンであること。
砕石闘戯という生き残ったものが願いを叶えることができる殺し合い。
その時、ホロンの脳裏に浮かぶ。
親友のノジノ・アレスリンが語った地球。
どこまでも続く青い空。
見たことも聞いたこともない不思議な人間以外の生物たち。
だからこそホロンは選ぶ——
地球に行く為に戦うことを。