あらすじ
🌙
─ どう見えるかじゃない、どう在るかなんだ。
〈あらすじ〉
夜少年達と同じ高校に通うこの町で暮らす蛇目満。
ある日、月読峠の古地図スポットとして取り上げられた場所に自身がつくった彫刻作品が置かれたことをきっかけに日常は一変する。インターネットで飛び交う様々な批評。彼女が迷いながらも進む道はいったい?
〈あとがき〉
敬愛する成田良悟先生が描いた物語の続きを書ける、ということで本当に色々な想いを込めて執筆しました。私にしか書けないものはなんだろう?と考えた時に展開がスラスラと頭に浮かび、結果的に蛇目満という高校生を主軸とし、夜たち高校生組の冒険と成長を描く形になりました。
『デュラララ!!』に触れて育ってきた私にとってはあの時代がずっと特別です。成田先生の【日常】の魅せ方、表現が本当に大好きで。日々を生きることは時につまらなさや空虚さがあったり焦りや孤独を感じることもありますが、その中で出会う事象や人間に対する高揚だったり芽生える愛情、絆。ポジティブな側面、ネガティブな側面どちらも全部引っ括めて人生なんだなと思わされます。
変わりゆく日常と世界の中でも変わらないものを描けたらと思って文字を書いていました。ソーシャルメディアが更に発達したこの時代だからこその葛藤だったり苦しさみたいなものも表現出来ていたらいいな、と思います。何かと生きづらさも感じる世界ですが、未完成だって、不完全だって、多数派じゃなくたって。正々堂々胸張って生きていていいんだよと。あなたの輝きが、信念が、潰されないようにと祈りながら。全員が自分らしくありのまま生きられるあたたかな世界で在りますように。
私は自分の文章を通してそんなことを伝えられるような作家で在りたい。改めてそう思っています。
だいすきの気持ちを込めて。
こんなにも素敵な機会をくださりありがとうございます。少しでも楽しんでいただけたら、何かしらの感情を生み出せていたら嬉しいです。
水鏡 叶凪