あらすじ
現場一筋20年、ゴールド免許、趣味は洗車。
41歳の設備屋・アキム(瀬戸秋武)が異世界に持ち込んだのは、最強のチート……ではなく、資材をパンパンに詰め込んだ一台の『ハイエース』だった。
魔法で火を出し、水を生む世界。だがそこには「保守点検」という概念がなかった。
「水が出ないのは精霊の気まぐれ」「火事が消えないのは神の罰」
そんな迷信が支配する現場で、アキムは淡々と腰道具を鳴らし、脚立に登る。
「魔法なんて使えないけど、水圧と絶縁なら知ってる」
宮廷魔術師が束になっても消せなかった大森林の猛火を、泥水対応水中ポンプで鎮圧。
老剣聖の衰えた足腰を、安全靴の衝撃吸収ゲルで現役復帰。
さらには、ただの「輪ゴム」一つで街にツインテールを爆誕させ、挙句の果てには……王妃の胸元の『歪み』を、現代の弾性体(シリコン)で最適化!?
「ただのガラクタだ」と笑ったエリートたちが絶望する難問を、現場仕込みの段取りと工具で叩き伏せていく。
王族、騎士、そしてドライアドまでもが熱い視線を送る、職人おじさんの異世界インフラ構築記。
本日も安全第一、指差し確認で施工開始!