あらすじ
現実の死を伴う世界で、最弱の十歳から生き延びろ。
目を覚ました時、俺は自作未完オンラインRPG《ぶーぶークエスト》の世界に、十歳の子どもの姿で投げ込まれていた。
武器なし、金なし、仲間なし。あるのは、この世界を設計した“元開発者”としての知識だけ。
最初は、草原で飢えをしのぎ、雑魚モンスターから逃げ、村でギルド登録をするだけで精一杯。
だが、誰も選ばなかった不遇職《ライトメイス》を選び、死なないために立ち回るうちに、少しずつ周囲の評価と居場所を手に入れていく。
やがて村を脅かす異変、崩れ始める安全地帯、迷宮都市の混乱、秩序の外にいる者として向けられる疑念。
それでも俺は、“異端の盾”として立つ。
守る。支える。整える。生き延びる。
ときにドラゴンを倒し、風の加護を得て、季節の律とぶつかり、魔王城に住み、インフラを築き、魔界で婚姻契約すら結ばれながら。
これは、ただ強いだけの英雄譚じゃない。
最弱から始まった少年が、秩序の外で世界を支える側へ変わっていく、長編異世界サバイバル&成り上がり譚。