あらすじ

隣町の小さな神社に、憧れの先輩がいる。 白蛇の獣人で、巫女さんで、おっとりしていて、押しに弱くて、俺が来るたびにお茶と手作りの和菓子で迎えてくれる。 完璧な「お姉さん」だ。 入学してすぐ、ナンパされていた彼女を助けたことがきっかけで仲良くなった。二つ上の先輩。 学校の廊下ですれ違うだけじゃ足りなくて、週末は自転車で三十分かけて神社に通う——それくらいには、好きだった。 でも、ひとつだけ目を逸らしていたことがある。俺が女の子と話すたびに、彼女の瞳はまるで本物の蛇のように鋭く光っていた。いつも穏やかに笑っているのに、その時だけは笑っていなかった。 気のせいだと思っていた。思いたかっただけだった。 十二月。お正月の準備で会えない日が続き、毎日のメッセージが突然途絶えた日——彼女の尻尾のリボンが、ほどける。 「私のこと、嫌いになってもいいから。今日だけは、私のものになって」 白蛇は一度巻きついたら、自分からは決してほどかない。

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カクヨム
カクヨム2026/03/29
  • 現在の作品独占欲を拗らせた清楚な巫女の白ヘビ獣人ちゃんが俺を優しく捕食しようとしているらしい【俺にだけ愛が重すぎる獣人娘ちゃんとラブコメする短編シリーズ③(全4話)】