あらすじ
「『時空間法第34条、過去への干渉』に違反した重罪人として、君を異世界へ追放とする」
西暦2758年。天才的な頭脳を持つ少年は、完成したばかりのタイムマシンで過去に戻り、うっかり目立ちすぎて「時空間警察」に拘束されてしまう。罪状はーー過去への干渉。
罰として彼が追放されたのは、魔力という未知の力が支配する世界だった。
赤ん坊の姿で見知らぬ森に放り出された少年は、フルーラ辺境伯に拾われ、ルキリアと名前をもらい、孫として育てられることになった。
ルキリアは前世の知識と膨大な魔力を活かし、領地を守る魔道具を次々と生み出して、じいちゃんとばあちゃんに支えられながら成長していく。
地底族の少年との友情、海兵団長レオとの交流——様々な出会いの中で、ルキリアは少しずつ「この世界で生きる覚悟」を固めていくが、かつて魔王の臣下だったヴァンパイア族が、ルキリアに近づき始める。
そして彼らは、ルキリアの魔力覚醒を狙って、彼の大切な人たちを傷つけた。
絶望の淵で葛藤しながら、ルキリアは決意する。この力は破壊のためには使わないと......。
時空を繋ぎ、居場所を失った者たちを『やりなおしの世界』へ送り出す、最後の旅の案内人が、自分の役割なのだと。
作品