あらすじ
領地の赤字を救うため、私が徹夜で煮詰める極上のコンフィチュール。
しかし、夫は私の事業を女の趣味と見下し、その利益で家計が回っていることに絶望的なまでに無自覚だった。
それでも、私は夫のために尽くしていた。
しかし、ある日のこと。
王都の有力な商人との重要な取引で、夫は失態を犯す。
そして、あろうことか、夫は私に身代わりを強要してきたのだった。
「僕の体面を守るために、君が悪者になってくれ。その方が丸く収まるんだよ」
日頃のストレスと不満で、ついに心の失望のコップが溢れ出した私は、未練なく離縁状を叩きつけ、私の価値を認める大商人とともに王都へ向かった。
そして、今まで搾取され続けていた私は、正当な評価を得て大成功を収める。
一方、夫は少しずつ無能さが露呈し始めて……。